基礎知識

SwitchBotでエアコン暖房ボタンがない?設定と解決策

2025年10月21日

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SwitchBotエアコン暖房ボタンがない?設定と解決策

冬になりSwitchBotでエアコンを操作しようとした際、SwitchBotのエアコンのアプリに暖房ボタンが見当たらず困っていませんか。いざ使おうとしたら「冷房」や「除湿」しか表示されず、肝心の「暖房」がない。または、電源を入れた瞬間に意図しない冷たい風が出てきて驚いた、という経験をお持ちかもしれません。エアコンの暖房設定方法が分からなかったり、暖房が効かないときの原因を探している方も多いようです。

特に、電源を入れるとエアコンの暖房が冷房になる場合の解決策を求めているケースや、そもそもSwitchBotにエアコンの暖房ボタンを追加したいと考えているケースが少なくありません。この記事では、なぜそのような問題が起きるのかという根本的な原因から、SwitchBotでエアコンのボタンカスタマイズ方法、そして暖房のリモコン学習のコツまで、ステップバイステップで詳しく解説します。

さらに、SwitchBotで暖房のオートメーション設定や便利な暖房のシーン活用事例も紹介します。エアコンで暖房の温度変更ができないといった特有の問題や、古いエアコンでの暖房設定、暖房が反応しない場合のトラブルシューティング、さらにはSwitchBotのハブミニでの暖房設定の違いに至るまで、あなたの疑問を徹底的に解消します。

この記事のポイント

  1. SwitchBotエアコンに暖房ボタンがない原因
  2. 暖房ボタンを追加する「カスタマイズ」や「ボタン学習」の方法
  3. 暖房が冷房になるなど、うまく動作しない時の解決策
  4. オートメーションやシーンを活用した便利な暖房操作術

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SwitchBotでエアコンの暖房ボタンがない?原因と解決策

  • 暖房が効かない、または冷房になる原因
  • 基本的なSwitchBotのエアコン暖房設定方法
  • エアコン暖房ボタンの追加とカスタマイズ方法
  • 暖房リモコン学習を成功させるコツ
  • 古いエアコンでのSwitchBotの暖房設定
  • SwitchBotハブミニでの暖房設定の違い

暖房が効かない、または冷房になる原因

暖房が効かない、または冷房になる原因

SwitchBotアプリでエアコンを操作した際に、暖房ボタンが見当たらない、あるいは電源ONボタンを押すと意図せず冷房が作動してしまう。この不可解な現象の主な原因は、エアコンリモコンの登録方法、特に「自動学習(スマートラーニング)」機能にあります。

多くの海外製エアコンのリモコンは、「電源ON」「温度上げ」「モード切替」といった操作が独立した信号として送信されます。しかし、日本の主要メーカー(ダイキン、日立、三菱、パナソニックなど)のリモコンは、「暖房・23度・風量自動・風向上下」といった現在の設定すべてを一つの複雑な赤外線信号としてまとめて送信する方式を採用していることがほとんどです。

SwitchBotの「自動学習」機能は、データベースにある汎用的なリモコンテンプレート(プリセット)を試します。しかし、このテンプレートが日本独自の「全情報まとめ送信」方式に完全に対応しきれていない場合、問題が発生します。

例えば、テンプレートの初期値(デフォルト)が「冷房」に設定されていると、ユーザーがアプリで電源ONの操作をした際に、SwitchBotハブは「(テンプレート初期値の)冷房ON」の信号を送信してしまいます。これが、「暖房を使いたいのに冷房になる」現象の正体です。アプリ上では「暖房」と表示が切り替わったように見えても、実際に送信される信号が異なるため、本体は冷房運転を開始してしまうのです。

「自動学習」の限界を理解する

「自動学習」は非常に手軽で便利な機能ですが、エアコン、特に国内メーカーの機種では、暖房操作が正しく認識されないケースが頻繁に報告されています。この場合、テンプレートに頼らない別の手動登録方法を試す必要があります。

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基本的なSwitchBotのエアコン暖房設定方法

基本的なSwitchBotエアコン暖房設定方法

SwitchBotハブ(ハブミニやハブ2、シーリングライトプロなど)にエアコンリモコンを登録する基本的な方法には、主に「自動学習」と「手動学習(メーカー検索)」の2種類があります。まずはこれらの標準的な方法を試してみましょう。

自動学習(スマートラーニング)

最も手軽で最初に試すべき方法です。

  1. SwitchBotアプリのホーム画面右上の「+」をタップします。
  2. 「リモコンを追加」を選び、「エアコン」を選択します。
  3. 「スマートラーニング」をタップし、画面の指示に従います。
  4. エアコンのリモコンをSwitchBotハブに向け、電源ボタンなどを押します。
  5. SwitchBotが赤外線信号を分析し、データベースから最適なリモコンテンプレートを自動で提案してくれます。
  6. 提示されたテンプレート(例:「テンプレート1」)のボタンを押し、エアコンが実際に動作するかテストします。
  7. 正常に動作するテンプレートを見つけたら、名前を付けて保存すれば完了です。

手動学習(メーカー検索)

自動学習でうまくいかない場合や、特定の機種をピンポイントで選びたい場合に使用します。「スマートラーニング」の画面で「手動で選択」を選び、メーカー名(例:「ダイキン」「日立」など)やリモコンの型番で検索します。リストから該当するテンプレートを手動で選択し、動作テストを経て保存します。

しかし、前述の通り、これらの「テンプレート」を使用する方法では、暖房信号が特殊なエアコンの場合、暖房ボタンが表示されない、または正しく機能しないという問題が頻繁に発生します。その場合は、次のステップに進む必要があります。

エアコン暖房ボタンの追加とカスタマイズ方法

エアコン暖房ボタンの追加とカスタマイズ方法

自動学習やメーカー検索で暖房ボタンがない、または暖房が冷房になる場合、「カスタマイズ」モードまたは「その他」モード(ボタン学習)でリモコンを登録し直す必要があります。これらの方法は、リモコンの赤外線信号を一つひとつ個別に学習させるため、メーカー独自の複雑な信号にも確実に対応できる、最も確実な解決策です。

1. 「カスタマイズ」モードでの登録

この方法は、エアコンを「ON」にする操作と「OFF」にする操作の2種類のみを登録するシンプルなモードです。エアコンとして認識されるため、Alexaなどでの音声操作(ON/OFFのみ)に強いのが特徴です。(出典:SwitchBotサポート カスタマイズでエアコンリモコンを登録する方法

  1. 「リモコンを追加」→「エアコン」→画面下部の「カスタマイズ」を選択します。
  2. 「ON」ボタンの学習画面に進みます。
  3. お手元の物理リモコンで、実際に暖房運転させたい状態(例:暖房 23度 風量自動)に設定します。
  4. そのリモコンをハブに向け、運転開始ボタンを押して信号を学習させます。
  5. 次に「OFF」ボタンの学習画面で、リモコンの停止ボタンを学習させます。
  6. 保存して完了です。

この方法では、登録した「ON」ボタンは常に「暖房23度」の信号しか送信できません。もし「暖房20度」も使いたい場合は、別途「エアコン(暖房20度用)」としてもう一つリモコンを追加登録する必要があります。

2. 「その他」モード(ボタン学習)での登録

最も確実で、最も柔軟性が高いのがこの「その他」モードです。家電の種類を「エアコン」ではなく「その他」として登録し、必要なボタンをすべて手動で作成・学習させます。

  1. 「リモコンを追加」→ 一覧から「その他」を選択します。
  2. リモコン名を「リビングエアコン(暖房用)」「寝室エアコン」など分かりやすく設定します。
  3. 「ボタンを追加」をタップし、「学習」を選びます。
  4. 学習させたいボタンの名前を入力します(例:「暖房22度」「暖房24度」「電源オフ」「風向変更」など)。
  5. お手元のリモコンでその操作(例:暖房22度にして運転ボタンを押す)を行い、信号を学習させます。
  6. この作業を、必要なボタンの数だけ繰り返します。

根本解決には「その他」モードが最強

設定に手間はかかりますが、「その他」モードでよく使う暖房の温度設定(例:「暖房22度」「暖房24度」「停止」)を個別のボタンとして登録する方法が、最も確実で応用の効く解決策です。AlexaやGoogle Homeとの連携も、後述する「シーン」機能を使えば問題なく対応できます。

各登録方法のメリット・デメリット
登録方法 メリット デメリット
自動学習 手動学習 ・最も手軽で簡単 ・エアコンとして認識され、温度指定の音声操作に対応できる(場合がある) 暖房ボタンが出ない/冷房になる確率が最も高い ・日本メーカーの機種では失敗しやすい
カスタマイズ ・「エアコン」として認識される ・Alexa等でのON/OFF音声操作にシンプルに対応できる ・基本的にON/OFFの2ボタンのみ ・温度やモードの微調整ができない ・複数の温度設定が必要なら、リモコン自体を複数登録する必要がある
「その他」 最も確実。ほぼ100%暖房操作が可能 ・ボタンを自由に作成・命名できる(例:「暖房23度」) ・リモコンのほぼ全ての機能を再現可能 ・設定に手間がかかる ・「エアコン」として認識されない ・そのままではAlexa等の音声操作(温度指定など)に対応できない(※シーン経由で解決可)

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暖房リモコン学習を成功させるコツ

暖房リモコン学習を成功させるコツ

「カスタマイズ」や「その他」モードでボタン学習がうまくいかない場合、いくつかのコツがあります。赤外線信号は目に見えない光であり、ハブが信号を正確にキャッチできないと学習に失敗します。

  • ハブとリモコンの距離を最適化する: 学習時は、SwitchBotハブとエアコンリモコンの距離を30cm〜1m程度に近づけてください。近すぎても遠すぎても、信号を正しく認識できないことがあります。
  • 真正面から操作する: リモコンの赤外線送信部を、ハブの受光部(ハブミニならロゴ付近、ハブ2なら本体正面)に真正面から向けてボタンを押します。斜めからだと信号が減衰します。
  • ボタンは「短く」「1回だけ」押す: リモコンのボタンは長押しせず、「ピッ」と本体が鳴る程度に短く押してください。長押しすると、温度の連続変更や風量の連続変更など、異なる信号として認識されることがあります。
  • ノイズ源を避ける: 学習する場所を変えてみてください。強い蛍光灯の真下や、直射日光が当たる場所、他の赤外線機器(プラズマテレビなど)の近くは、赤外線ノイズが干渉して学習を妨げることがあります。
  • リモコンの電池を確認する: リモコンの電池が消耗していると赤外線信号が弱くなり、学習に失敗しやすくなります。新品の電池に交換するとあっさり改善する場合があります。

古いエアコンでのSwitchBotの暖房設定

古いエアコンでのSwitchBot暖房設定

「うちのエアコンは10年以上前、もしかしたら20年近いかも…」という場合でも、諦める必要はありません。赤外線リモコンで操作できる機種であれば、製造年に関わらずSwitchBotでの暖房設定は可能です。

SwitchBotハブは、リモコンの赤外線信号を学習して「記憶」し、必要な時に「再生(送信)」する装置です。エアコンの製造年やメーカーに関わらず、赤外線信号さえ出ていれば原理的に操作できます。

ただし、古い機種になればなるほど、「自動学習」や「メーカー検索」のデータベースに登録されている可能性は低くなります。そのため、古いエアコンこそ「その他」モード(ボタン学習)の出番です。「暖房ON(22度)」「温度上げ」「温度下げ」「電源OFF」など、物理リモコンで操作できる必要なボタンを一つずつ地道に手動で学習させることで、スマートリモコンとして確実に機能させることができます。

買い替えを検討していた古いエアコンも、SwitchBotの「その他」モードを使えば、最新のスマートエアコンのように外出先から操作できるようになるかもしれません。諦める前に、ぜひボタン学習を試してみてください。

SwitchBotのハブミニでの暖房設定の違い

SwitchBotハブミニでの暖房設定の違い

SwitchBotハブ製品には「ハブミニ」「ハブ2」「シーリングライトプロ」など複数のモデルがありますが、エアコンの暖房設定の方法(自動学習、カスタマイズ、「その他」)に関しては、どのモデルでも全く同じです。

どのハブ製品も、赤外線リモコンの学習と送信というスマートリモコンとしての基本機能は共通して搭載しています。

ただし、最上位機種であるハブ2(Hub 2)には、ハブミニにはない強力な機能が搭載されています。

  • 状態の同期機能(スマートラーニング強化): ハブ2は本体に温湿度計とディスプレイが内蔵されています。もし家族がSwitchBotアプリからではなく、エアコン付属の物理リモコンで操作した場合でも、ハブ2がその信号を受信・解析し、現在のエアコン設定(例:暖房 23度)を自動でアプリと本体ディスプレイに表示・同期させることができます。

ハブミニは「状態のズレ」に注意

ハブミニにはこの受信・同期機能がありません。そのため、家族が物理リモコンで「暖房ON」にした場合、SwitchBotアプリ上の表示は「OFF」のまま(最後にアプリで操作した状態)となり、実際の運転状態とアプリの表示がズレてしまうことがあります。ハブミニの場合、アプリの表示は「最後にSwitchBotから送信した命令」に過ぎないと割り切って使う必要があります。

SwitchBotでエアコン暖房ボタンの応用とトラブル解決

  • SwitchBotで暖房オートメーションの設定
  • 便利なSwitchBotの暖房シーン活用事例
  • エアコン暖房で温度変更できない時の対処法
  • 暖房が反応しない時のトラブルシューティング
  • SwitchBotのエアコンの暖房ボタンについて総括

SwitchBotで暖房オートメーションの設定

SwitchBotで暖房オートメーションの設定

オートメーションとは、「特定の条件(トリガー)」を満たした時に、「特定のアクション(暖房ONなど)」を自動で実行させる機能です。これにより、手動で操作する手間を省き、快適な室温管理を自動化できます。「カスタマイズ」や「その他」モードで暖房ボタンを登録したら、ぜひ設定してみましょう。

温度トリガー(要:SwitchBot温湿度計)

別売りのSwitchBot温湿度計(またはハブ2本体の温湿度計)と連携させることで、非常に高度な自動化が可能です。

  • 条件: 「(寝室の)温湿度計が18度以下になったら」
  • アクション: 「(「その他」で登録した)暖房22度ボタンを押す」
  • 条件: 「(リビングの)温湿度計が22度を超えたら」
  • アクション: 「(「その他」で登録した)エアコン電源オフ」

このように設定することで、室温を一定の範囲に保つことができます。環境省は、冬の暖房時の室温目安を20℃として推奨しています(出典:環境省ウォームビズ・リーフレット)。温湿度計と連携し、この温度を目安に自動ON/OFFする設定も、省エネと快適性の両立に役立ちます。

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時間トリガー

指定した時間に操作を自動化します。起床時間や就寝時間に最適です。

  • 条件: 「毎日 午前6時30分になったら」
  • アクション: 「(「カスタマイズ」で登録した)暖房ONボタンを押す」

位置情報(ジオフェンス)トリガー

スマートフォンの位置情報を利用し、帰宅前に自動で部屋を暖めます。

  • 条件: 「自宅から半径1km以内に近づいたら」
  • アクション: 「暖房ON」

温湿度計との連携が強力

SwitchBot温湿度計を連携させると、「寒くなったら自動で暖房ON」「設定温度になったら暖房OFF」といった、より高度な室温キープの自動化が実現します。ペットのお留守番や、ご高齢の方の見守りにも非常に有効な機能です。

便利なSwitchBotの暖房シーン活用事例

便利なSwitchBot暖房シーン活用事例

シーンとは、複数の操作をひとまとめにして、ワンタップや音声で実行できるようにする機能です。「その他」モードで登録した暖房ボタンや、他のSwitchBotデバイス(照明、カーテンなど)の操作を組み合わせることで、生活が格段に便利になります。

シーン「おはよう」

朝の支度をワンセットで実行します。

  • 実行内容:
    1. 「(「その他」で登録した)暖房23度ボタンを押す」
    2. 「(SwitchBotカーテンが)カーテンを開ける」
    3. 「(SwitchBotプラグが)電気ケトルの電源ON」
    4. 「リビングの照明ON」
  • 実行方法: アレクサに「アレクサ、おはよう」と話しかける。

シーン「おやすみ」

寝室に行く前の消し忘れ防止に役立ちます。

  • 実行内容:
    1. 「(「その他」で登録した)エアコン電源オフ」
    2. 「リビングの照明OFF」
    3. 「テレビOFF」
  • 実行方法: スマホのウィジェットをワンタップする。またはSwitchBotリモートボタンを押す。

【重要】「その他」モードのボタンを音声操作する裏ワザ

「その他」で登録したボタン(例:「暖房23度」)は、そのままでは「アレクサ、エアコンを23度にして」といったエアコン専用の音声操作ができません。しかし、この問題を解決する簡単な裏ワザがあります。

それは、「暖房23度」という名前の「シーン」を作成し、そのシーンのアクションとして「(「その他」のリモコンの)暖房23度ボタンを押す」という操作を1つだけ設定することです。

このシーンをAlexaやGoogle Homeと連携させることで、「アレクサ、暖房23度(のシーン)をつけて」といった形で、実質的に「その他」で登録したボタンを音声操作できるようになります。これは非常に強力なテクニックです。

エアコン暖房で温度変更できない時の対処法

エアコン暖房で温度変更できない時の対処法

「自動学習」で登録したリモコン画面で、温度の「+」「−」ボタンは表示されているのに、それを押してもエアコンが反応しない、または温度を変更しようとすると冷房に切り替わってしまう場合があります。

これも根本的な原因は同じで、お使いのエアコンリモコンが「現在のモード+指定の温度」をセットで送信するタイプであり、「温度だけを変更する」という独立した信号が存在しないためです。アプリ上の「+」ボタンは汎用テンプレートの機能であり、エアコンがその信号を理解できないのです。

対処法1:リモコンの再登録(テンプレートガチャ)

一度SwitchBotアプリからエアコンリモコンの登録を削除し、再度「自動学習(スマートラーニング)」を試します。SwitchBotのデータベースは日々更新されており、前回とは異なる、より適合したテンプレートが適用され、改善する場合があります。何度か試す価値はあります。

対処法2:「その他」モードへの移行(根本解決)

最も確実な解決策です。温度変更ができない場合、その「+」「−」ボタンは諦め、「暖房22度」「暖房23度」「暖房24度」など、ご自身がよく使う温度設定を、それぞれ個別のボタンとして「その他」モードで学習させます。操作は「温度を上げる」ではなく、「暖房23度のボタンを押す」というワンタップ操作に変わりますが、確実にその温度で暖房を起動できます。

少し面倒に感じるかもしれませんが、よく使う温度を3〜4パターン「その他」モードで登録してしまえば、後の操作は非常に快適になります。温度変更できないストレスからは完全に解放されますよ。

暖房が反応しない時のトラブルシューティング

暖房が反応しない時のトラブルシューティング

アプリで「その他」モードなどで登録した暖房ボタンを押しても、エアコンが全く反応しない場合、物理的な障害や設定ミスが考えられます。以下の点を確認してください。

暖房が反応しない時のチェックリスト
チェック項目 確認内容と対処法
ハブの位置と向き SwitchBotハブ(ハブミニ等)とエアコン本体の間に障害物(家具、観葉植物など)はありませんか? ハブがエアコン本体の赤外線受光部にしっかり向いていますか?赤外線は障害物を通り抜けません。 →赤外線が直接届く、見通しの良い位置に設置し直してください。ハブとエアコンの距離が離れすぎている(一般的に10m以上)場合も届きにくくなります。
ハブの電源と接続 ハブの電源は入っていますか?Wi-Fi接続は正常ですか? →アプリを開き、ハブが「オンライン」になっているか確認してください。「オフライン」の場合は、ハブの電源アダプタやWi-Fiルーター(2.4GHz帯に接続されているか)を確認してください。
信号の学習ミス 「カスタマイズ」や「その他」で登録した信号が間違っている可能性があります。 →該当のボタンを一度削除し、再度リモコンをハブに近づけて(30cm〜1m程度)、真正面から短く押して学習させ直してください。
エアコン本体の受光部 エアコン本体の赤外線受光部(通常、運転ランプの近くにある黒っぽい窓)がホコリなどで汚れていませんか? →汚れている場合は、電源プラグを抜いた上で、柔らかい布で優しく清掃してみてください。
アプリ・ハブの再起動 SwitchBotアプリやハブ本体の一時的な不具合の可能性もあります。 →アプリを完全に終了させてから再起動する、またはハブの電源ケーブルを一度抜いて差し直してみてください。

これらの対処法を試しても解決しない場合は、SwitchBot公式サイトのサポート(アプリ内のフィードバック機能など)に問い合わせることをお勧めします。

SwitchBotのエアコン暖房ボタンについて総括

SwitchBotエアコンの暖房ボタンに関する問題を解決し、スマートで快適な冬を過ごすための要点をまとめます。

  • SwitchBotでエアコンに暖房ボタンがない主な原因は自動学習の不適合
  • 電源オンで暖房のつもりが冷房になるのも自動学習が原因
  • 解決策は「カスタマイズ」モードか「その他」モードで登録する
  • 「カスタマイズ」はONとOFFの登録が基本
  • 「その他」モードではボタンを自由に作成し学習させられる
  • 最も確実で柔軟なのは「その他」モードでの手動学習
  • リモコン学習時はハブとリモコンを近づけ真正面から操作する
  • 古いエアコンでも赤外線リモコンがあれば「その他」で対応可能
  • ハブミニとハブ2で基本的な暖房設定方法は変わらない
  • ハブ2は物理リモコンの操作をアプリに同期できる利点がある
  • 温度で暖房を自動化するには別売りの温湿度計が必要
  • 「その他」で登録したボタンはシーン機能で音声操作に対応できる
  • 温度変更できない場合も「その他」で各温度を登録すれば解決
  • 暖房が反応しない時はハブとエアコンの位置関係を見直す
  • SwitchBotのエアコンの暖房ボタン問題は手動学習でほぼ解決できる

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